タカラッシュ!さんと金田一少年の事件簿Rコラボ謎解きの紹介をしてきましたが、いよいよ一旦こちらで最後になりそうです。
コラボ3作目、「電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件 金田一少年の事件簿R×takarush BLACKLABEL」のご紹介です。2021年現在、タカラッシュブラックレーベルと金田一少年の事件簿のコラボはこの3作目が最新作となっています。
- シリーズ通してだけでなく、単体の謎解きとして遊べるのか?
- 事前に用意した方が良いものはあるのか?
- 遊んでみての感想や難易度について
などをネタバレせずに書いていきたいと思います!
※ネタバレは極力しないよう配慮して書きますが、「ゲームの内容・システム・演出を事前に少しも知りたくない」とか「少しでも目に入ったら気になってしまう」という方はここから先の内容を見ないことをおすすめします。
ゲームについて
「電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件 金田一少年の事件簿R×takarush BLACKLABEL」は2020年にウエアハウス三橋店にて開催されたリアル謎解きイベントです。
今回私が遊んだのは実際に開催されたイベントを”バーチャルキット化”し、自宅で遊べるようにしたものになります。
タイトル | 電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件(バーチャルキット) |
プレイ人数 | 1~人 |
プレイ時間 | 3時間~想定 |
プレイ形式 | ゲームキット+LINE |
販売価格 | 2,200円[税込] |
運営会社 | タカラッシュ! |
備考 | 金田一少年の事件簿Rとtakarush BLACK LABELコラボ3作目 |
ちなみにこちらの作品はタカラッシュ!と金田一少年の事件簿Rコラボ第3弾となっているため、第1弾、第2弾のネタバレを含みます。ストーリーは繋がっているので、1作目から順番に遊ぶのがオススメですが、謎自体はそれぞれの作品で完結しているので単品でも十分面白いです。
【金田一少年の事件簿R×takarush BLACK LABEL 電脳九龍城シリーズナンバリング】
- 1作目:電脳九龍城財宝殺人事件
- 2作目:電脳九龍城怨念遊戯殺人事件
- 2作目後日談:九龍QUEST遊戯録-地獄の傀儡師からのメッセージ-
- 3作目:電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件
※1作目「電脳九龍城財宝殺人事件」の体験記事はこちらからどうぞ
ストーリー
一の元に届けられた1通の手紙、それは「地獄の傀儡師」高遠遙一からのものだった。これまで『電脳九龍城』では2度の悲劇が起きたが、その裏で糸を引いていた傀儡師が、ついに直接動き出したのだ。
そういえば朝から美雪と連絡が取れない。言い知れぬ胸のざわめきを抱えながら、一は新たな『電脳九龍城』へと向かうのだった。
「電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件」ストーリー
こんな何とも不穏なところから始まるのが「電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件」です。
原作ファンにはおなじみの「地獄の傀儡師」が登場する本作。
「『金田一少年の事件簿』は知ってるけど『地獄の傀儡師』って何?」という方は原作コミック「金田一少年の事件簿File(15)魔術列車殺人事件」(講談社漫画文庫)を読んでからだとより一層楽しめると思います。
また、この電脳九龍城シリーズは「香港九龍財宝殺人事件」のアクターストーリーになっています。
ネタバレNG!という方だけでなく、「香港九龍財宝殺人事件って何?」という方も事前にコミックスを読んでからだとより一層楽しめるのでオススメです。「香港九龍財宝殺人事件」は「金田一少年の事件簿 20周年記念シリーズ」というコミックスの2~3巻に収録されています。
プレイ人数
プレイ人数は1人から可能です。
同じ場所にいれば1つのキットを使って複数人で遊ぶことも可能です。
プレイ時間
公式サイトには想定時間は3時間~と記載されていました。
実際に私が遊んでみた時は4~5時間ほど掛かりました。途中で休憩なども取りながら進めたので、実際はもう少しかかった時間は短かったかもしれません。
ただ、公式ページに記載されている「3時間」は結構短めに設定されているように感じました。謎解きに慣れている方だと、3時間くらいなのかもしれませんが、少し余裕をもって時間を見た方が良いと思います。
用意が必要なもの
- ゲームキット
- 筆記用具
- インターネット環境
- LINEを閲覧できる端末(スマホ・タブレット・PC等)
事前に「電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件 金田一少年の事件簿R×takarush BLACKLABEL」のバーチャルキットの購入が必要です。
ちなみにこちらのキット、中古での購入はお勧めできません。謎解き系のキットは大体そうかなと思いますが、何かしらの使用感や書き込みなどがある場合があるからです。
エンディングを見るためにネットに接続する必要があるため、ネット環境は必須です。
また、今回は”バーチャルキット”という事でLINEアカウントとLINEを見ることができる端末(スマホ・タブレット・PC等)が必要になります。
※バーチャルキットについては金田一コラボ1作目の記事の中で紹介しています。
感想(ネタバレなし)
では、「電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件(バーチャルキット)」の感想や難易度について、ネタバレしない範囲で書いていきたいと思います!
まず、3作目の「電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件」ですが、私はとても面白かったと思いました!
これまで1・2作とシリーズが続いてきていますが、3作目は全く違った仕掛けになっていてすごく楽しかったです。個人的にはこれまでの3作の中で一番だったかもしれません。
ただその上で、「もうちょっとこうだったらもっと良かったな」と思ったこともあったので、その辺りも後ほど正直にお伝えしていこうと思います。
次にゲームの難易度ですが、そこまで難しくなかったかなと思いました。
バーチャルキットとの相性が悪く(後でもう少し詳しく書きます)、手間取るところもありましたが、謎自体はそこまで詰まるような所も多くなく、全体的にスムーズに進めたと思います。
ただ、難しくないからと言ってつまらないというわけではなく、謎自体は本当に面白かったです!私にはちょうどいい難易度だったかなと思います。
そしてここからは「もっとこうだったらより良かったな」と思ったことを2つ書いていこうと思います。
まずゲームの進め方についてです。
今回も2作目と同じでストーリーはゲームブック形式で進んでいきました(ゲームブックとは、文章を読んでいって、「○○番へ進む」と書いてあったら指示のあった番号の文章を読んで…という風に読み進めていくというゲーム形式っぽい本のことです)。
3作目では”選択肢によってストーリーが変わっていく”という要素はあまりなく、”先の展開を簡単に読ませないためにゲームブックのような形式にしている”という印象でした。前の情報などを振り返りたい時にちょっと不便さを感じたので、ゲームブック形式じゃなくても良かったかなーと個人的には思いました。
もう一つは”バーチャルキット”の部分です。
バーチャルキットは、現地に行けない人のために、LINEで番号を指定するとその現場の動画や画像を送ってくれるというものです。
その情報を元にして謎を解いていくのですが、1作目、2作目と比べて、「見たい箇所はあるのに何番を指定すればいいかわからない」というような場面がちょっと増えた印象でした。
バーチャルキットの特性上、番号を適当に押してしまうと、全く関係ないもしかしたら謎を解いた後に辿り着くかもしれないような映像が見れてしまう可能性があります。
そのため、「この番号かもしれないけど、ちょっとずれているような気がする…」と思った時にその番号を指定しても良いのか迷うことが何度かありました。迷った末に「これかなー」と思うものを押すと違ったりなんてことも・・・。
また、画像の不鮮明さ?にもちょっと困る場面がありました。
バーチャルキットはLINEを使用するのでスマホでの視聴が多いと思うのですが、画像のサイズの問題か、画像が鮮明に見えず、何と答えたら良いのかわからないという場面もありました。これは現地にいたらそんなことにはならなかっただろうなーということなので、バーチャルキットならではの、問題点だと思いました。
このようなバーチャルキットの不親切さにはちょっと困りました。
これまでの金田一コラボの”電脳九龍城シリーズ”ではここまで感じたことは無かったので、そこは少し残念でした(単純に私と本作のバーチャルキットの相性の問題かもしれませんが)。
・・・と色々書きましたが、最初にお伝えしたとおり「電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件」、これまでの金田一コラボの中で私は一番好きでした!
元々、現地で遊ぶようにつくられた謎解きイベントを、バーチャルキットを使って自宅でも遊べるようにしてくれているので多少の不便さは仕方ないかなと私個人では考えています。なので、バーチャルキットの不便さよりも”自宅で遊べる快適さ”や”謎の面白さ”で大満足でした!
やっぱり謎がとっても面白かったです。
1,2作目を遊んで悩んでいる方にはぜひおすすめしたいです!
1,2作目を遊ぶか悩んでいる方も、ストーリー上のネタバレを気にしないのであれば、難易度としては3作の中で一番低かったかなと思いましたので、こちらから遊んでみても面白いと思います。
【こんな方にオススメ!】
- 金田一少年の事件簿の世界観で謎解きをしてみたい方
- 「電脳九龍城」シリーズを通して遊びたい方
- 歯ごたえのある謎を解きたい方
【こんな方は要注意!】
- 「電脳九龍城財宝殺人事件」「電脳九龍城怨念遊戯殺人事件」を後ほど遊ぶ予定のある方
※ストーリー上のネタバレを含みますので、
・1作目の「電脳九龍城財宝殺人事件」
・2作目の「電脳九龍城怨念遊戯殺人事件」
から遊ぶことをおすすめします。
「電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件(バーチャルキット)」詳細情報
それでは最後に「電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件(バーチャルキット)」のゲームキットについての詳細を再度ご紹介します。
タイトル | 電脳九龍城傀儡狂騒曲殺人事件(バーチャルキット) |
プレイ人数 | 1~人 |
プレイ時間 | 3時間~想定 |
プレイ形式 | ゲームキット+LINE |
販売価格 | 2,200円[税込] |
運営会社 | タカラッシュ! |
個人的難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(7/10) |
備考 | 金田一少年の事件簿Rとtakarush BLACK LABELコラボ3作目 |
他の金田一少年の事件簿Rとtakarush BLACK LABELのコラボ謎解きキットについての感想はこちらからどうぞ↓
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