マーダーミステリーとは?向く人向かない人はいるの?

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マーダーミステリーということばを聞いたことはありますか?

「最近よく聞くけどなんだろう?」と思っている方に向けて、マーダーミステリーとは何か。どんな人におすすめなのかなどをご紹介したいと思います!

マーダーミステリーとは

マーダーミステリーとは、プレイヤーがそれぞれキャラクターになりきりながら、話し合いの中で事件の真相を追うゲームです。略してマダミスと呼ばれています。

マーダーミステリーという名前の通り、多くは「殺人が起きて、その犯人は誰か?」ということを追うようなストーリになっています(殺人が起きないマダミスというのもあります)。

事件の真相を明らかにしようと時には証拠品などを活用しながら全員で話し合いを進めます。ただし、犯人は自分が犯人であるという事を隠したいので嘘をついたりごまかしたりします。犯人以外のキャラクターでもそれぞれの事情によって秘密にしたいことなどがある場合があり、隠し事などをすることがあります。
そのようにそれぞれの思惑を秘めつつうまく立ち回りながら事件の真相に到達できるのかを目指します。

基本的には全員で真相に到達を目指すゲームなのですが、多くの場合、それぞれのキャラクターには達成したい目標のようなものがあります。例えば、犯人役のキャラクター担当になった人は自分が犯人であるという事を隠し通すことが目標かもしれませんし、「犯人を突き止める」という目標を持ったキャラクターもいるかもしれません。中には犯人ではないものの、皆にばれたくないことを隠し通す…というような目標を持った人がいるかもしれません。

Aさん
Aさん

犯人だ!誰かに罪を擦り付けて逃げきるぞ!

Bさん
Bさん

犯人ではないけど、実はあの高そうな花瓶壊しちゃったんだよなー。何とか内緒にしたい

キャラクターはゲームごとに決められた数存在していて、その中のどれかを参加者(プレイヤー)が演じます。与えられた役割・目標はそれぞれのキャラクターごとに異なります。重複はできないため、そのゲームシナリオに定められた数のプレイヤーが必要となります。

話し合いに台本などは無く、プレイヤーたちが自由に演じるので同じシナリオでも全く同じ展開になることはまずありません。オンリーワンの物語になるので、プレイ後は同じシナリオをプレイ済みの方と、自分の時はどんな展開になったのかなどを語り合うのも楽しいですよ。

マーダーミステリーに参加するには

マーダーミステリーに興味を持ったら参加する方法は大きく分けて2つあります。

1つはマーダーミステリーのキャラクターを演じる参加者(プレイヤー)と呼ばれる役割です。

そしてもう一つがGMと呼ばれる役割です。GMとはゲームマスターの略で、ゲームの司会進行を行ってくれるマーダーミステリーにおいては無くてはならない存在です。GMはゲームの全貌をはじめから知っており、ゲームの進行をするだけでなく、進め方などで分からないことがあった場合には質問をすると答えてくれたりします。ゲーム終了時には解説などを行ってくれます。

もしまだマーダーミステリーに触れたことが無い、という場合にはまずはプレイヤーとして参加することをおすすめします。

遊ぶのに必要な人数は

マーダーミステリーはひとりでも遊べるものなのでしょうか?

基本的にマーダーミステリーを遊ぶのに最低でも2人以上必要です。

2020年に公開された「僕と不思議な占い師」というシナリオはGMレスで遊べる一人用のもののようですが、現在他にそのようなシナリオは確認できませんでした。

GMレスと呼ばれるGMがいなくてもプレイヤーだけで遊べるシナリオで2人で遊ぶか、GMとプレイヤーのタイマンで遊ぶかというところです。

もし、
「マダミスで遊びたかったけど人数揃わなそうだな・・・」
という場合は一人でも遊べる謎解きで遊ぶのもおすすめです。

一人でも遊べる謎解きで面白かったものを↓の記事でいくつか紹介していますのでもしよければご覧ください。

マーダーミステリーの雰囲気を知るには

マーダーミステリーの雰囲気を知るには実際に体験するのが一番だと思いますが、全然わからないものの中に飛び込むのは不安がある場合もあると思います。そんな時は漫画でマーダーミステリーの雰囲気を知れる「放課後さいころ倶楽部 16巻」がおすすめです!

放課後さいころ倶楽部は女子高生たちがボードームで遊びながらそのボードゲームの紹介をしてくれる漫画なのですが、16巻ではマーダーミステリーが紹介されているんです。

マーダーミステリーのルールや遊び方などが作中オリジナルのマーダーミステリーに登場人物たちが興じることを通して紹介されています!本作中で登場人物たちが遊んでいるのは放課後さいころ倶楽部オリジナルのシナリオのため、何かのネタバレを踏むことはありません。とてもわかりやすいので雰囲気を知りたいという方にはこちらがおすすめです。

キャラクターの関係性などを知っていた方が漫画自体は楽しく読めますが、マーダーミステリーだけのことが知りたいという場合には16巻だけを読んでいただいても大丈夫です(16巻の中でマーダーミステリーについては完結しています)。


他のボードゲームの紹介なども面白いのでもし気になったら1巻から一気読みもおすすめです!

一番最初にYotubeでプレイ動画を見るのはおすすめしません

また、雰囲気を知りたい場合はYotubeなどでYotuberさん達がプレイ動画を挙げていらっしゃいますのでそちらを見るという方法もあります。ただ個人的にはプレイ動画を視聴する前に実際に遊んでみてほしいと思います。

なぜなら、マーダーミステリーはその特性上、一度内容を知ってしまうと遊ぶことができないゲームだからです。ですので、プレイ動画を視聴したらそのタイトルを自分で遊ぶことはできません。私も視聴するのは自分が遊んだタイトルだけにしています。せっかく面白いシナリオだなと思っても自分が遊べなかったら残念ですので・・・(たまに誘惑に負けそうになる時も・・・今のところ耐えれていますが)。

「まだ遊んでいないけど、それでもいいから見たい!」「プレイできなくてもGMできればいいか」と思った場合はプレイ動画を視聴しても良いと思います。

マーダーミステリーはこんな方におすすめ!

たしかにマーダーミステリーに向いているタイプの方というのはいると思います。

例えば、こんなタイプの方々です。
 ・キャラクターに憑依したようになりきれるタイプの方
 ・ブラフや駆け引きなどが得意な心臓の強い方
 ・理論立てて考えられる推理力の高い方

ですが、マーダーミステリーを楽しむうえで一番大事なのは「参加する全員で楽しく遊びたい!」という気持ちを持っているかどうかだと私は思います。
なので、私がマーダーミステリーをおすすめしたいのはマーダーミステリーに興味があって、「全員で楽しく遊びたい!」という気持ちを持ったすべての方におすすめしたいです!

逆にこんな方にはおすすめしません

私が考えるマダミスをおすすめしたい方はかなり定義が広いので、マダミスに興味を持った方はほぼほぼみなさんに「向いているよ!おすすめだよ!」と言うるのでは?と思っています。
ですが、あえて言うとしたらこんなタイプの方にはおすすめしづらいかもしれません。

犯人役は絶対いや!探偵役だけをしたい!という方

残念ながらマーダーミステリーでは数分の一の確率で犯人役を自分が務めるという事もあり得ます。探偵役以外は絶対にやりたくないという場合はマーダーミステリーはおすすめできません

そんな方には謎解きゲームをおすすめします。謎解きゲームでは自分は謎を解く側にいられるので謎解き体験を必ず楽しめます。

でも、「やってみたいけど犯人役が怖い・・・」ということはありますよね?

かくいう私も犯人役になった時はいつもどきどきして苦手意識ありありです・・・!ウソをつくのがそこまで得意では無いので、「自分以外の人の方が犯人の方が盛り上がるんじゃないかな」とか思いながら犯人役をすることもしばしば・・・。それでも全員で楽しくゲームをしたいなと思って頑張って演じます。

結果として犯人として指名されたりされなかったり様々ですが、不思議なことにゲームが終わった後にはそのキャラクターのことが好きになっていて、このキャラクターを選んでよかったなと思う事さえもありました!

なので、怖いとは思うのですが、まずは挑戦してみることをおすすめします。

それでも最初はどうしても犯人役がやりたくないという場合は「確定白」と呼ばれる探偵役が用意されているシナリオで遊ぶのが良いのではないでしょうか。「確定白」のポジションは黒(犯人)ではないことが確約されているポジションです。そちらの役でしたら絶対に犯人にはならないので安心して参加できると思います。

【確白が設定されているマーダーミステリー】

鬼哭館の殺人事件

少年少女Aの独白

※リンク先の商品はGMの指示があった場合は購入するようにし、それ以外の場合は一旦購入しないことをおすすめします(GMをする際に購入するケースが多いです)。万が一ダウンロードした内容を見た場合ゲームに参加できない可能性があるのでご注意ください。

あとは、協力型のゲームでマダミスを体験してみる、というのも手だと思います。

こちらは厳密にいうとマーダーミステリーではなくて、”マーダーミステリー風推理ゲーム”や”マーダーミステリー風の協力型ゲーム”と銘打たれています。プレイヤーの中に犯人はいないため、犯人になる心配はありませんが、証言や情報を照らし合わせて真相を探っていく、というマーダーミステリーの醍醐味でもある推理の部分はしっかり楽しめる作品です。

まずはこういった作品に参加することで雰囲気を体験してみるのもおすすめです!

【協力型のマーダーミステリー風ゲーム】

探偵 時切灰斗氏の事件録【Ep00:着飾った令嬢】

※リンク先の商品はGMの指示があった場合は購入するようにし、それ以外の場合は一旦購入しないことをおすすめします(GMをする際に購入するケースが多いです)。万が一ダウンロードした内容を見た場合ゲームに参加できない可能性があるのでご注意ください。

物語とはいえ殺人が起きることはこたえる…という方

「物語とはいえ殺人が起きるのには耐えられない・・・!」という心優しい方。そういった方にも残念ながらマーダーミステリーはおすすめできません。やはり「マーダーミステリー」というタイトル通りマーダー(殺人事件)が起こるシナリオがほとんどだからです。

でも中にはマーダーの起きないマダミスと謳われているタイトルもあります。そんなシナリオを遊んでみることでマーダーミステリーを体験してみるというのはいかがでしょうか?数はそこまで多くないかもしれませんが、面白いシナリオもたくさんありますよ。

【マーダーの起きないマダミス】

健太くんちの消えた高級プリン

ナップサックと溢れた2038円問題

※リンク先の商品はGMの指示があった場合は購入するようにし、それ以外の場合は一旦購入しないことをおすすめします(GMをする際に購入するケースが多いです)。万が一ダウンロードした内容を見た場合ゲームに参加できない可能性があるのでご注意ください。

まとめ:まずはマダミス体験を

いかがでしょうか?マーダーミステリーに少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

私も初めて参加した時は何もわからず、どきどきしながら参加しました。でもプレイヤーのみなさんもGMさんもとってもやさしくしてくださり、楽しい体験ができました。そのおかげでまた参加したいなと思えました。

マダミスを楽しんでいる方には本当に優しい方が多く、初心者にも親切にしてくださる方が多いです。ですので、「もしマダミスに興味があるけど・・・」という方はぜひマダミスに参加してみてください。すてきな体験になりますように・・・!

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