心配性の私ですが、最近輪をかけてちょっとしたことが心配になりがちです。
そうなった時に、不安な気持ちを掻き立てるようなものをなるべくシャットアウトしようと思ったのですが、これがなかなか難しい。
私が思っていたよりも、世の中には不安に駆り立てるものが多く存在していたからです。
私を不安に駆り立てるもの
報道番組・ニュースサイト
まず一番始めにニュースサイトや報道番組を見ることをやめました。ニュースはいいことよりも良くないことを取り上げることの方が多いと感じたからです。
会社勤めの頃は、出勤前の簡単な情報収集のために朝の報道番組(主に”ZIP!”)をよく見ていたのですが、今では全く見なくなりました。MOCO’Sキッチン・・・。
ツイッターを見る時も、ニュースサイトの情報やそれに関わるような情報のツイートを見ないように注意するようにしています。
社会情勢に疎くなったことは本当に困ったことなのですが、それでも今のところ意外と不自由はしていないのでほっとしています。
物語
不安を想起させるものを避けようとして初めて気付いたのですが、小説、マンガ、英語、ドラマ、ゲームなど…世の中にある“物語“にはたくさんの悲劇が蔓延っています。
国が滅亡したとか、誰かが亡くなったとか、そういう類のものです。
これはおそらく、悲劇性は物語にしやすいからではないでしょうか。
何も起こっていない平和な日常の大切さに気付きづらいように、一見何も変わらないように見えるほのぼのした日常は、事件性がなく、物語にしづらいのだと思います。
その点、何かしらの事件が起きれば、それをきっかけに他の事件が起きたり、心情に動きがあったりするので描きやすいのだと思います。
不安に苛まれた時にも安心して読める物語は?
こんな視点で様々な物語を見ていると、驚くほど悲劇が散りばめられています。
それを避けようとするのはなかなか難しい…。
ですが、ぱっと思いついたもので、私が心穏やかに読めたマンガや小説について少しだけおつ伝えしたいと思います。
ギャグ漫画
ギャグ漫画はくすっと笑えて元気が出るものが多いです。今回は、本日新刊がKindle版でもようやく配信になったこちらをおすすめします。
人気少女漫画家でもある男子高校生の日常を描くコメディー漫画!連続した4コマ漫画で1話のストーリーが続いていくので、テンポよく読むことができます。
ミステリー
私は推理小説が結構好きなのですが、推理小説に事件はつきものです。これを避けるのには無理がありますが、日常系のミステリーであれば、”日頃のちょっとした出来事”くらいの事件なので、不安を掻き立てられるような心配はありません。
例えば、近藤史恵さんの”ビストロ・パ・マル”のシリーズです。
このシリーズは、小さなフランス料理店で起きるちょっとした事件をシェフが解決していくというストーリーです。犯罪のような大それたことではなく、ちょっとした事件が起きるだけなので、安心して読めます。
現在、『タルト・タタンの夢』『ヴァンショーをあなたに』『マカロンはマカロン』の3冊が発売されています。もし気になった方はまずはシリーズ1作目の『タルト・タタンの夢』をどうぞ!
岩本ナオさんのコミックス
岩本ナオさんの描くお話、とっても好きです!登場人物みんながあったかくて、それでいて独特なテンポがあって癖になる感じ。
こちらの作品で『このマンガがすごい!2017』オンナ編1位を受賞されていましたので、お存知の方も多いかもしれません。
『町でうわさの天狗の子』も大好きな作品。天狗の子が普通に学校通っていたり、町のみんなから可愛がられていたりと、不思議な世界観です。
新しく連載が始まったマロニエ王国も続きを楽しみにしています!
おわりに
ということで、”不安な気持ちを助長したくない時の私なりのおすすめ本”を紹介しました。
世の中には悲劇の方が多く見えます。でもそれは、悲劇的なことが必ずしも多く起こっている、ということではなく、悲劇的なことの方が取り上げられやすい、ということだと思っています。
そんな取り上げられやすい悲劇を上手に避けて、楽しいことも、嬉しいことも同じくらいあるのだと信じられるようにバランスをとって生きていきたいと思います。
でも、漫画や小説をあまり読めないのはつらいので、皆さんも何かおすすめの物語があればぜひ教えてください!
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