「やよいの白色申告」で挑むはじめての確定申告

その他チャレンジ

 

大学を卒業してから今までずっと企業勤めしていた私にとって、会社を辞めたいわば”フリーランス”の状態で年を越したのは今年が初めてでした。

ということで、生まれて初めて確定申告を行うことに…!今まで言葉では何度も耳にしたことはあるものの、一体何をするのかさっぱりわからない!それが確定申告…。
そんな五里霧中な状態から私の初めての確定申告はスタートしました。

 

確定申告ソフトの導入

「確定申告をスタートする」

…と言っても、何を準備していいのかが全くわかりません。

 

わずかな自分の知識の中で認識していたのは以下の3点です。

  1. 会社員としての在籍期間が半年近くあり、年末調整を受けていないので、恐らく税金を納めすぎている(はず)。だから、確定申告の必要がある。
  2. 2017年は医療費の自己負担分が多かったので(累計で初の10万円超え…)、医療費控除を受けるために確定申告が必要。
  3. 2017年度の確定申告は、2018年2月16日~3月15日の期間に税務署に届け出を出す必要がある。

 

こんな認識だったので、「確定申告をしなければ」という気持ちはあるものの、何をどうしていいのかさっぱりわからず、2月に入ったあたりから、一人焦っていました。

 

使った経費等は逐一メモしていたのですが、そもそもこの控え方でよいかも全くわからない…。

提出する書類の枚数やフォーマットもわからない…。

困って国税庁のホームページを眺めたりしましたが、どこから手を付ければよいのか、何を準備したらいいかが私にはさっぱりわかりませんでした…。

 

「確定申告のソフト使ってやったら早いよ」

 

そんな時に差し伸べられたのはこんな救いの言葉。何でも世の中には、便利な会計ソフトがあって、確定申告の手順なんかもわかりやすくなっているんだとか!なんてこった。

調べてみると、やよいの白色申告オンラインというのは完全無料で使えるらしいとのこと。

 

確定申告に必要な書類の作成は全て無料でできるらしい…

「そんなありがたいことあるのかな…?」と疑いながらも調べてみると、どうやらより大きな控除が受けられる”青色申告”用のソフトを使う際には有料にする必要があるみたいです。ということでまだ若干疑いながらも無料版の会員登録をしました。

 

初めての確定申告で、そもそも会計ソフトを導入すべきなのか?と悩んでいる私には試しで使えることがとてもありがたいことでした!ありがとうやよいの白色申告オンライン。使ってみて良かったら、青色申告にする時に導入を真っ先に検討するよ(涙)

 

自分なりの白色確定申告手順(2017年度)

書類の整理・事前準備

1.源泉徴収票の確認

会社勤めをしていた分の給与については、源泉徴収票を添付する必要があります。ということでまずは源泉徴収票があることを確認し、手元に置いておきました。

 

2.社会保険関係の支払い料金の確認

社会保険料として支払いしているものは全額が控除の対象となるので、その支払った額を確認できる書類を手元に揃えました。

①国民年金料

まずは国民年金料。

しかしこれについて1つ疑問がありました。私は2017年の内に、”2018年の3月までの国民年金料を支払済み”だったのですが、この場合、

 

”2017年12月分までを対象とする”

か、

”2017年度中に払ったもの(この場合は2018年3月までの分)を対象とする”

かどちらなのか、ということでした。

 

調べたところ、“2017年度中に前納したものも控除対象に含むことができる”とのことだったの、2018年3月分までの国民年金料を申請することにしました。

国民年金控除通知書に書かれている部分はそのハガキでいいとして、そこに含まれていない部分に関しては、実際に納付した際の領収書を用意しました。

 

②国民健康保険料

国民健康保険料については夫が私の分も含めて世帯分をまとめて支払ってくれていたので、私の方では特に何もしませんでした。

 

3.医療費

今年は医療費で10万円を超える自己負担をしているので、医療費控除の申請を行うことにしました。

 

医療費控除の申請を行うためには明細の提出が必要とのことなので、明細を作成していきます。

明細に必要なのは、”病院・薬局名”、”医療費の区分(診療か医薬品の購入か、など)”、”実支払額”といった項目です。支払先別に金額を入力するので、細かな日付別に記載する必要はありませんが、私は一度日付別の明細を自分用に作り、それを再度まとめる形で明細書の下準備をしました。領収書と付き合わせる時にその方が確認しやすいからです。

 

ちなみに、医療費控除は10万円を超えた部分から、と理解している方も多いかもしれませんが、正確には少し違います。

”年収200万円を超えている方については、10万円を超えた分についての控除”となるのですが、”年収200万円未満の方の場合、年収の5%を超えた分について医療費控除が受けられる”んです。

なので、例えば、年収が160万円だったという方の場合、160万円の5%にあたる8万円を超えた分の医療費が控除されます。

 

4.収支の明細を準備する

①収入

まずは給与所得以外の”収入”についてです。2017年は給与所得以外にはこのブログで細々とした収入がありました。そちらの収入について一覧にまとめる作業を行いました。
収入とは言ってもほとんどが口座に支払われていないものばかりですが、未受け取りでも金額が確定したものについては売上として記載しました。

 

②支出

そして一番わからなかったのが”支出”についてです。

支出について、領収書をとっておいたものを一覧にしてまとめていたのですが、どうやら私が控えているような項目ではいけないらしいということがわかりました。”勘定科目”とかいう項目が必要なんだそう。

 

勘定科目は、”その支出がどういった類のものであるか”をわかりやすくするための項目のようです。取材費なのか、交通費なのか、消耗品なのか、とかとか。

項目がたくさんあってよくわからなかったので、このあたりは会計ソフトの勘定科目の項目を眺めたり、色々調べたりしながら仕訳ました。・・・ふ、ふくざつ。

 

 

「やよいの白色確定申告」で行ったこと

基本的にはやよいの白色申告オンラインの確定申告のページで、ソフトが「入力してください」という順序に従っていただけで書類作成できたのですが、ここではその順序を簡単にご紹介します。

1.減価償却費の計算

10万円を超える資産がある場合はこちらの入力が必要らしいのですが、私の場合そこまでの大物は無いので、こちらはスキップ。

 

2.収支内訳書の作成

事前に用意しておいた収支の明細を“かんたん取引”の項目に入力。

これで確定申告書類の必要な部分に反映してくれるので、確定申告書類上で金額等を確認して、問題無ければPDFをダウンロード&印刷します。この時に、提出用の他に控えも一緒に印刷します(PDF内に”控え”の書類も自動で作られています)。

 

3.確定申告書の作成

次に”確定申告書”の作成です。

(1)給与所得の入力

給与所得があったので、源泉徴収票を見ながら必要項目を入力しました。

 

(2)所得控除の入力

所得控除を入力しました。私は”医療費控除””社会保険控除”について用意した書類を元にここで入力しました。

 

(3)印刷

最後に金額等を確認して、問題が無ければPDFをダウンロード&印刷します。こちらについても提出用の他に控えも一緒に印刷します(PDF内に”控え”の書類も自動で作られています)。

 

 

税務署に書類を持参

確定申告書類は郵送でもいいらしいのですが、はじめてでわからないことだらけだったので、税務署に持参して不明点を質問することに。

 

何が必要といわれても困らないように、判子やら源泉徴収票やら給与明細やら、とにかく想像する限り必要そうな物をがちゃがちゃと持って出掛けていきました。

 

行ってみると税務署には確定申告のための特別なコーナーが設けられていました。“自分で作ってきた書類を提出するだけのコーナー”はもちろん、“この場で相談したりしながら書類を作りたい人のためのコーナー”なんてのもありました。むしろ、相談しながら作りたい人が多いようで、そちらのコーナーの方がたくさん人がいました。

 

かくいう私も、“この場で相談したりしながら書類を作りたい人のためのコーナー”へ行き、

 

「すみません。確定申告の書類を作ってきたのですが、初めての確定申告で不安なので、内容を確認していただけませんか?」

 

とお願いすると快くブースに案内してくれました。

 

内容を確認していただくと、1点だけ。

源泉徴収票はそのまま持参&提出するのではなく、台紙に貼り付けて提出が必要でした。その場で台紙をいただき、貼り付けて必要事項を記入した後、受領していただけました。

 

税務署に確定申告書類を持参すると、その場で控えの書類にハンコを押してくれるんですね。これが恐らく自分の手元に残る公的な証明書だと思うので、しっかり保管しなければ。

それにしても、控えの書類を家に置いて来なくて良かった…。

 

【まとめ】確定申告の際に必要だったもの

なんとか確定申告書類の提出が終わりました…。

ここで、会社を退職し、フリーランスになった年の白色確定申告で必要だったものを最後に整理しておこうと思います。

 

※但し、贈与を受けたり不動産所得があったりする場合は異なりますし、人によって必要な書類は違うので、必ず自分で必要書類について確認してください。

 

税務署に提出が必要だったもの

①確定申告書B(2枚)

②収支内訳書(2枚)

③源泉徴収票(台紙に添付)

④医療費明細

 

税務署に確定申告書類を持参する際に一緒に持参したもの

⑤ ①・②の控え(ハンコを押してくれて証明書代わりになる)

⑥ 国民年金の控除証明書&領収書など、本年度中の支払いがわかるもの

⑦ 医療費に関わる領収書

⑧ ハンコ(念のため)

 

※申告書に添付・提示する書類については国税庁のコチラのページに書かれています。

 

 

それにしても、会計ソフトに助けられてなんとか確定申告を終えることができましたが、すごく大切な知識なのに、今まで何も知らなかった自分が怖くなりました…。でも何とか乗り越えられて、少しだけ不安が軽くなったような気がします。”知らない・わからないこと”が一番怖いので。

 

そして、やよいの白色申告オンラインは、白色申告なら本当に無料で書類の作成&PDF保管までできたので、感謝しかありません(涙)最初に疑ってごめんよ…。

私のように確定申告がわからず「どうしよう…」と途方に暮れている方や、会計ソフトの導入を迷っている方にはまずは無料版をどうぞ。おすすめです!

 

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