私は読書が好きです。
昔は小説が好きで、そればかり読んでいたのですが、社会人になったころからエッセイや自己啓発書なんかも読むようになりました。自分の思いつかなかった視点をもらえるので、おもしろいなーと思っています。
ただ、最近家にいるとどうしても漫画に手が出てしまったり、その他の誘惑につられてなかなか本に手が伸びなかったりします…。
シリーズものの小説で、先の展開が気になるようなものだと自然と続きが気になって読むのですが、読み始めの1冊や特にビジネス書なんかはその傾向が強いです。ドライブがかかるのが少し遅いみたい。ノってくると手放せなくのですが…。
そんな中、最近読書の時間としてとっても良い時間を確保することができました。
それは、ボランティアの時間です。
ボランティア活動時の様子
そのボランティアは、基本的に決まった場所に座っている事が多いのですが、人が来た時に話をしたり、教えたりする必要があります。ただ、そこまで人が多く来るような場所でも無いので、誰も来ない時間にはぼーっと座っていたりして。それが大体3時間中2時間くらいはある感じでしょうか。
で、「暇な時間に読書しててもいいよ」という風に言われていたので、本を持ち込んで読書をするようにしたんです。
そしたら読書の捗ること捗ること!
家と違って他の誘惑(漫画とかゲームとか)はないし、いつ人が来るかもわからないので、椅子にある程度姿勢を正してしっかり座っています。すると、”すっ”と集中できるんですよね。この時間が結構よい読書タイムとなりました。
元々ボランティアを始めたきっかけは、”家でぼーっとする時間を減らすため”と”人と関わる時間を意識的に増やすため”でした。
応募した時はそこまでゆるーく活動していいボランティアだと思っていなかったので、自分の目的を達せられながら、自由な読書の時間も増えるというのは思わぬ誤算でした。
※そのあたりの詳細はこちらに書いています
私がボランティアをする理由
「ボランティアしてる人って本当に偉いと思う。正直自分はあまり考えられない。自分のために時間使いたくない?」
ボランティアをしているという話をした時に、このようなことを言われたことがあります。
が、上記に書いたように、私がしているボランティアはかなりゆるーいので、偉いとか呼ばれるような類のものでも無いよな、とぼんやり思いました。多分その方は世間一般が考える”ボランティア”を考えていたのであろうと思います。
きっとそのイメージよりはかなりゆるーい感じなんだけど…。
そして緩いだけでなく、「正社員やパートとして雇ったりするほどではないけど、誰か人の手を借りたい」という依頼者側のニーズと、「家の外に出て誰かと少しばかり関わりながら、ゆるく働きたい」という私のニーズが完全に合致しているので、”他者のためだけ”にボランティアをしたい、ということとも少し違います。
恐らくボランティアに関わるほとんどの人はそうでないかと推測しますが、少しでも人に貢献しながら、自分の欲求を満たしたいという気持ちはあると思います。
「自分は他の人に貢献したい気持ちだけでやってるよ!」
という方もいると思いますが、そういう方もボランティアを通して”自己肯定感”を高める、というお土産をもらっているのではないかな、と思っています。
話はそれましたが、とにかく私はボランティアを他者貢献のためだけの目的と考えたことは無くて、むしろ「自分の方が多くのことをもらっているなぁ」と感じています。
読書の時間を確保できたことだけでなく、ちょっとした自分の時間の使い方で誰かの役に立てているという事実に勇気をもらったり(自己肯定感が高まっている気する)、会社を辞めて社会との接点が薄くなっているので、少しでも誰かと関われる機会をもらえたりということはとてもありがたいことだなと思っています。
だから、「ありがたいなー」とは思いこそすれ、「人のために時間を使うならもっと自分や家族のために使いたい」とは思いません。
”誰かの役に立ちつつ、自分のためにもなる”、こんなゆるいボランティアの形がとても気に入っています。
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