小さい頃、大好きでよく食べた、”棒パン”。
竹の棒の先にアルミホイルを巻き、その上からパン生地をくるくる。そのパン生地を炭火の上でよーく焼いたら、甘くて美味しい棒パンのできあがり!
いやぁ、ほんと懐かしい記憶ですね。
…え、懐かしくない?
棒パンは青森以外で見かけない
言われてみれば、棒パンを青森以外で食べたこと無いかもしれません。
高校を出て、青森県外に出てから、一度も食べてないかも…。青森県外のお祭りなどでも見かけたことはなかったですし、たまの休みに実家に帰っても、実家で食べられるような類の物ではないので、出会えない日が続いていました。
どこで食べたのかと幼い頃の記憶をたぐってみても、青森市で開催されている雪まつりの会場で食べたような記憶はあるけど、その他はあまり覚えがない…。
もしかして、青森のローカルフード??
どきどきしながら、夫に尋ねると、
「棒パン?何それ?食べたことない」
というある意味予想通りの答えが。そうか、青森のローカルフードだったのか、と妙に納得しました。
それにしても、たしかに美味しいとはいえ、雪まつりくらいでしか出会っていないはずの棒パンが、どうしてこんなに好きなんでしょう?
それは、やはり美味しさだけでない”体験”の美味しさがあると思います。
焼きたてアツアツ+体験で2倍美味しい!
棒パンは、竹の棒の先にくるくる巻かれたパン生地を炭火でじっくり焼く食べ物です。炭火の上で焼くので、
先っぽの方だけ焼けちゃった!
とか
気づいたら焦げてた
みたいなこともしばしば。
他の人と並んで焼くのですが、結構混みあっているので、他の人のパンとくっつかないように、でも炭火のちょうどよいところで焼き続けるのが少し大変です。譲り合いながらいい塩梅になるまで焼いていきます。
でもそんな風に、
炭火のそばでじっくりパンと向かい合いながら焼き、パンの焼けるいい香りがしてきて、「もう食べれるかなー。あー、この辺りがもうちょっと焼かなきゃだなー」なんて言いながら、じりじりと焼けるのを待ち、やっとの思いでいただく!
…というその体験を含めて、とっても美味しいんだと思います。親子で一緒に焼いている様子もよく見かけるので、こどもにとっては楽しかった記憶として残りやすいのかもしれません。私も、母に助けてもらいながらなんとか焼いていたような記憶があります。
もっと色んなイベントで食べられたら幸せなのになぁ…。
青森のソウルフードと言っても過言ではない(と、私は思っている)”棒パン”。
なかなか遭遇できないかもしれませんが、もし見かけたら、ぜひ食べてみてくださいね!
※こちらのイベントで棒パンに遭遇しました!
※こんなのも書いています
コメント
[…] よく “青森のソウルフルード” といいますが、 […]